3Dプリントの無料おためしキャンペーンに当選したため、人生初の3Dプリントを行った。全長13cmの満足感。

キャラクター自体は(いい意味で?)気持ち悪いが、フルカラー!で細かい形状まで狂いなくプリントされており、全くもってすばらしいでき。今年に入ってから3Dプリント技術もここまできたか感がある。

モデラーとして厳しい目で見ると、斜めから光をあてると層積跡が若干見えるのでヤスリを当てるかサフをふきたくなるが、今までの3Dプリンタと比較するといきなりクオリティが数段向上した感があり、出力モデルを見せても層が気にならない人、層に気づかない人の方が多い。そういうレベル。
カラーも1000万色出て素晴らしいのだが、CMYKベースのためか若干彩度がたりず、艶も物足りなくみえる。しかし両者はさらにクリアー塗料を吹くなどして対策できそうだ。(すでにクリアコートはされているとの事だが、最初からもっと強くクリアーが吹かれている方が見栄えはよい気はする。)発色が気になる部分は部分塗装したって良い。樹脂は硬く、細かい部分も簡単には壊れそうがない。
クオリティ的に100点満点で評価すると85点くらいだ。たった85点ではなく、いままでの3Dプリントは 40点くらいだと感じていたので、いきなりゆうに合格ラインを超えたという事だ。残りの15点は今後に期待だが数年後にはクリアしてくるのではないか。そうと思うと、すでに実際に造形作業に有効活用していきたい段階で、あとはお財布と相談するだけ。
値段に関しては残念ながら手放しに安いとは言えないが、縦横奥行きの合計で値段が決まり、このモデルの場合は35,000円だが、一回り小さくするだけで2万円に、さらに小さいサイズにすれば1万円を切る。樹脂量は関係ないので内部を空洞にする必要はない。細かい形状まで再現可能なので、元データを調整する時間もかなり少なくて済む。なによりも彩色された状態で上がってくるので、手間がかからない。手間暇・工数まで考えると安いと言えなくもない。
固定ポーズで高価だけど超絶クオリティ、というタイプのガレージキットなどは近いうちにこのような高クオリティカラー3Dプリント出力に食われていくと思う。アナログ複製しなくて良いので、きれいに型から抜ける形状でモデルを分割する必要もなく、ひたすら表面処理する必要もなく、組み立てて彩色する必要もない。そのような手間を考えると数万円するプリント代も相殺されてしまうかもしれない。現状では先ほどの-15点の部分で繊細な女性フィギュアなどでの分野ではまだまだ対抗するのは難しいと思うが、クリーチャ系ならすでに現状で可能性を感じる。

ここからデータ側の話。3DモデルデータはすでにZBrushで作ったものがあったので、そのポーズを変えテクスチャを調整し直し、3Dプリンタ向けに形状を調整したものをプリントに出した。綺麗なデータだとエラーなくスムースにプリントできるらしい。今回はライブブーリアンからのブーリアンモデル生成機能を使い、めり込みのないサーフェースだけのモデルを200万ポリゴン程度で作成した。テクスチャはとくに制限がなかったので4kサイズとした。なお、このkyラクターは友人が自身のゲームのためにデザインしたものでハエのおじさんらしい。
3Dプリンタは以下のイベントで使われていたのと同じミマキ社性。自分も足を運んだが超絶作例が超絶プリントされていて圧巻だった。

『超色造形展~ウルトラモデラーズ in Tokyo~』2019年3月15日(金)at JPデモセンター(五反田TOCビル6階)
非常に満足したので、ここのプリントサービスは再度有料で使ってみたいと思う。
https://japan.mimaki.com/product/3d/3d-inkjet/3duj-553/